外来のご案内
診療時間
初めて受診される方へ
初めて受診される方は、事前にお電話にてご予約ください。
初診受付前に、受付窓口より「外来問診票」をお渡しします。必要事項をご記入の上健康保険証、その他医療証(公費医療証、後期高齢医療証 等)を添えて受付にご提出ください。 紹介状をお持ちの方は一緒に添えて受付にご提出ください。
※健康保険証・医療証のコピーでは健康保険の取り扱いが出来ませんので、ご了承ください。
外来診察日(担当医表)
笠置
※急患対応や往診、学会参加等により外来スケジュールが変更となる場合がございます。
※診察内容の都合により、順番が前後することがありますので、予めご了承ください。
※当院ではプライバシー保護の観点から、患者様を番号でお呼びいたします。
主な疾患
気分障害(うつ病・双極性障害)
以下のような症状が続いている場合、うつ病の可能性があります。
・眠れない
・一日中気分が沈む
・何をしても楽しくない
うつ病
脳の機能障害が起きている状態です。
身体的ストレスや精神的ストレスが重なる事など、様々な理由があります。
うつ病になると、ものの見方が否定的になり、脳が上手く働いてくれないので、自分がダメな人間だと感じてしまいます。
そのため普段なら乗り越えられるストレスも、実際よりつらく感じられるという悪循環が起きています。
双極性障害
うつ状態と躁状態を繰り返す、気分障害に分類されている疾患の一つです。
「うつ病」は憂うつな気分になるうつ状態だけがみられますが、双極性障害は、このうつ状態に加え、気分が高揚し愉快爽快な気分で意欲の亢進する躁状態も現れます。これらを繰り返す慢性の病気です。
認知症
認知症とは基本的に老いにともなう病気です。
さまざまな原因で脳の細胞が死んでしまう、または働きが悪くなる事により、判断力・記憶などの障害が起こり、対人関係や社会生活に支障をきたしている状態(およそ6ヶ月以上継続)をいいます。
「中核症状」
記憶障害を中心とし、特に、直前に起きた事も忘れるような症状が顕著です。その一方、古い過去の記憶はよく残りますが、症状の進行とともに、それらも失われる事が多いようです。 また、判断力の低下や、見当識障害など、道筋を立てた思考ができなくなったり、時間や場所、名前などが分からなくなる症状などがあります。
「周辺症状」
その本人の性格や環境の変化などが加わって起こります。精神症状(妄想を抱く、幻覚を見る、徘徊する、暴力をふるう)が現れ、また同時に、感情障害(うつや不安感、無気力)が起こるケースもあります。
補足:厚生労働省は、2025年には全国で認知症を患う人の数が700万人を超えるとの推計を発表しています。65歳以上の高齢者のうち5人に1人が認知症に罹患する計算となります。
不安障害(社会不安障害・パニック障害・強迫性障害など)
行き過ぎた不安を感じてしまい、毎日の生活に支障をきたしてしまう状態です。
不安が行き過ぎてしまった状態を「不安障害」と呼びます。 人間が生きていくうえで、ほどほどの不安を感じることはとても大切ですが、その不安が行き過ぎてしまうと、毎日の生活に支障をきたすようになります。
適応障害
ある特定の状況や出来事が、その人にとってつらく耐えがたく感じられるために精神症状、身体症状、または行動面に症状が現れる心の病気です。
精神症状
憂うつな気分、意欲や集中力の低下、不安感、イライラ感など
身体症状
頭痛、動悸、めまい、倦怠感など
行動面の症状
無謀な運転、無断欠席、喧嘩、物を壊すなど
統合失調症
陽性症状(おおよそ急性期に生じるもの)
代表的な症状 「幻聴」「被害妄想」
急性期に生じる当事者の感覚
・眠れなくなる・音や気配に過敏になる・周囲が不気味に変化したような感覚になる・リラックスできない・頭の中が騒がしくなる・大きな疲労感を残す・自分の考えが周囲の人に筒抜けになっているように感じる・常に人から見張られているように感じる・悪口を言われているように感じる・非難中傷されているように感じる
(具体例)
●不思議な体験(幻視・幻触・幻聴・幻臭・幻触など)
●ブツブツひとり言をいう
●ひとりで会話している
●壁に穴を開けたり、盗聴されている等の発言
●興奮して眠れない
●感情の不安定さ
●病識のなさ「自分は病気ではないという」
陰性症状(おおよそ消耗期に生じるもの)
「ひきこもり」や「うつ病」と間違われるケースも多くあります。
なかなか症状として認知されづらく、怠けや努力不足とみられてしまう場合もあります。
消耗期に生じる状態
・自信がなくなる・根気や集中力が続かない・意欲が湧かない・喜怒哀楽がはっきりしない・横になって過ごすことが多い・一見元気にみえるのに、なぜか仕事や家事が続かない
(具体例)
●感情・意欲の低下
●思考力低下
●過剰な睡眠・極端な疲れやすさ・ひきこもり
●入浴回数の低下、カーテンも閉め切った部屋
●変化に弱い(対人関係が苦手・緊張しやすい)
●集中・持続力低下・気が散りやすい
●根気がない・一度にたくさんの事が出来ない
※経過としては、陽性症状が現れ、その後に陰性症状に移行します。